『Larks' Tongues In Aspic BOX』を聴き終わったので『Starless BOX』を聴き始める。
今回もDisc 1.CDから順を追って鑑賞するつもりではあるが、その前にまず聴きたい音源があった。
Disc 24.Blu-rayにはライブ音源の4.0chサラウンド版が幾つかハイレゾで収録されいるのだが、その内の一つである。
Stanley Theatre, Pittsburgh, PA 1974/4/29
1.The Great Deceiver
2.Lament
3.The Night Watch
4.Starless
この音源の4曲はかつて渋谷陽一のラジオ番組「サウンド・ストリート」内で放送されたことがある。それをカセットテープにエアチェックして聴いていたという思い出がある。調べると1982年に放送されたらしい。自分は中学3年生だったことになる。当時好んで聴いていたYMOやニューロマンティックなどからプログレに興味が移行し始めた時期だ。
80年代のクリムゾンはラジオで流れていたので『エレファント・トーク』くらいは耳にしていた筈だが、70年代のものではこれが初体験で間違いない。
同じ頃、同番組でフォーカスの『シルヴィア』もオンエアされた記憶がある。
一応、サブウーファーもオンにして爆音で聴いてみる
サラウンドとしてはリアに観客の声や反響音を持ってきて広がりや臨場感を持たせるタイプ。
極めて高いリアリティが感じられた。目の前のステージ上でバンドが演奏している距離感や空気感がリアルに伝わってきた。特にジョン・ウェットンの実在感がものスゴイ。ベースを弾きながら歌うウェットンの姿が目の前に出現したように感じられたとき思わず涙が流れ始め、ついには号泣してしまった。
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