シンクロ再生を試みた【スノーベイビー3D】海外盤3Dと国内盤吹き替えを同時再生
2019年劇場公開作品。
日本ではビデオスルーされ2020年6月に発売・配信された。
【美し過ぎる背景美術でバーチャル旅行を体験】
最新のCG技術で緻密に設計され描かれた景色には視覚的に高い満足度が得られる。
起点の大都会上海から、中国の多彩な風景の数々を旅してきたような仮想体験が味わえる。
【高品位な3D立体視】
全編を通して3D設計はたっぷりと濃くて豊か。
手前の地面から人物までの奥行、さらに後方のオブジェクトから建物まで強めの視差で設定されている。
飛び出し要素も少なからず用意されており、寸止めながら十分楽しめる。
序盤では遠景がピンボケの書割で処理されている傾向はあるものの、後半になればより強い空間設定を感じることができる。
クライマックスのエベレスト山の場面などでは奥行きも広がりも素晴らしく壮観だ。
【光や空気の質感の表現が突出している】
観ている間は割と「もやーっ」とした画面作りだなぁ、という印象があった。
しかし観終わった後から、光や空気に包まれていた感覚が蘇ってくる。
3Dで表現された空間の中にある微粒子のような質感の存在の記憶。
【次から次へのアトラクション感覚が楽しい】
イエティの魔力が起こす様々な奇跡（アトラクション）また奇跡（アトラクション）の連続。
中でも菜の花畑でサーフィンは、爽快感、美しさ、豪快さが一体となった最大級の見せ場。
こういう派手な場面は3Dで観ると本格派なアトラクション感覚を楽しめる。
【エベレストの質感】
子供のイエティ『エベレスト』
ふさふさの白い毛の質感が堪らない。密になった顔や手の毛並み。
表情のあまりの可愛さに泣けてくる。
【頭上を通過する迫力のサラウンド音声】
輸入3D、国内2Dどちらもドルビーアトモス収録。
序盤、ビルの屋上に飛来するヘリの音を最初に聞いた時は一瞬本気で、
「なんか自衛隊のヘリがヤケに近くを飛んでるな」と思ったほどリアル。
おまけのトリビア【ベビーシッターのバイト先で……？！】
イエティのぬいぐるみを発見。（下は拡大）
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