50年以上生きてきて遂に手に入れた家庭内3Dシアター環境。
【映像】100インチの3Dプロジェクター
【音響】ドルビーアトモス
きっかけは、
『kraftwerk 3-D The Catalogue Blu-ray』
このソフトがあったからこそ贅沢なホームシアター環境の構築に至った。
尽きない楽しみを与えてくれる家庭内アミューズメント施設により生活は一変した。
思い返してみれば、幼少時から思春期・青年期と、
ときおり遭遇してきた3D立体視の世界。
それらについて振り返ってみたい。
まずは1970年代中期
『赤青セロファンのメガネ』
専門用語ではアナグリフ。
正直「ずれて見えているだけだよなぁ……」と子供心に思ってた。
【飛び出すマンガ】
メガネ付きで飛び出すマンガが掲載されていた本を持っていたが小学館の学習雑誌だろうか。
【飛び出す立体映画】
何か観たことがある筈だけど、よく思い出せない。
『東映まんがまつり』ではアナグリフの3D作品が何度か上映がされている。1969年夏・1973年春・1974年春など。観た可能性としては73年か74年、あるいは別の何かか?
メガネ付きで飛び出すマンガが掲載されていた本を持っていたが小学館の学習雑誌だろうか。
【飛び出す立体映画】
何か観たことがある筈だけど、よく思い出せない。
『東映まんがまつり』ではアナグリフの3D作品が何度か上映がされている。1969年夏・1973年春・1974年春など。観た可能性としては73年か74年、あるいは別の何かか?
これも1970年代中期
『幻灯機』
立体視ではないのだが、コレは外せない。
要するに懐中電灯とセロファンによる簡易プロジェクター。
午後のひと時、押入れに引きこもって幻を楽しむ。
幼い時、コレをが好きだった。
自作ではなく小学館の学習雑誌の付録。年に何回か気まぐれに買っていた雑誌だが、やはり表紙に『幻灯機』の文字を見ればその号は買ったのかもしれない。具体的に何の絵が映し出されたのかは全く思い出すことができない。
1985年
『大地の詩』科学万博 つくば'85
これは高校の遠足で行けたのでラッキーだった。
3D立体映像が観られるパビリオンは他にも色々あったようだが、その日『大地の詩(住友館 3D-ファンタジアム)』と何かもうひとつ(たぶん鉄鋼館)の2つを観た。
気球に乗って空を飛ぶ感覚やフェンシングの剣で刺されそうになる感覚など、臨場感のある非常に面白い体験だった。
当時YMOチルドレンだった私は坂本龍一が音楽を担当した『住友館3D-ファンタジアム 立体映像「大地の詩」』は是非とも観たく、かなりの時間を並んで観た。そのテーマ曲のEPレコード『空に会おうよ』も会場のショップで購入。
1990年代前期
『キャプテンEO(1986)』
東京ディズニーランドにて87年~96年に上映された、マイケル・ジャクソン主演の3D映像アトラクション。
場所柄もあり飛び出し感は控えめで、3D的にはちょっと物足りなかった記憶がある。
YouTubeに動画が置いてあり久しぶりに視聴してみた。随分昔に1度観たきりなのでおぼろげにしか覚えていなかったのだが、ハリウッド的な上質なSF特撮に仕上がっていてかなり面白い。マイケルの映像作品としては外せない1本だというのが分かった。
願わくば3Dブルーレイで是非もう一度観てみたいものだ。
2005年
『Tree Robo』愛知万博 愛・地球博 韓国館
ウイークリーマンション7泊8日借りて気合で臨んだ1週間万博。
中でも最大の感動を与えてくれたのがこの作品。
セリフは一切無しの万国共通3DCGアニメ。
ジブリ作品の影響が伺える。
約13分間で描かれるのは本当に単純なストーリーだ。
泣いた。普段物語では滅多に泣かない自分が、涙ボロボロこぼしながら、やはり涙ボロボロこぼしてる他の人たちと一緒に退場した。
素晴らしい内容だったけど3D的にもかなり見応えがあった。その没入感ゆえに、より大きな感動が得られたのかもしれない。
これも願わくば3Dブルーレイで是非もう一度観てみたいものだ。
ピンバッジは会場で購入。裏を見ると400円とは安い!
「ピンベッジ」「ツリーロボ―」という日本人感覚とは異なるカタカナ表記にさりげなく隣国の異国情緒を感じる。
ピンバッジは会場で購入。裏を見ると400円とは安い!
「ピンベッジ」「ツリーロボ―」という日本人感覚とは異なるカタカナ表記にさりげなく隣国の異国情緒を感じる。
2018年
『kraftwerk 3-D The Catalogue Blu-ray(2017)』
クラフトワークのアルバム8枚分の全ての楽曲のコンサート用3D映像とドルビーアトモス音声を収録。
映像の見所として、まずは多くの人が3D立体視に期待するであろう飛び出し要素が挙げられる。
「目の前を浮遊」や「迫ってきて頭上を通り抜けてゆく」さらに過激な「目に飛び込んでくる」オブジェクトなどが体験できる。
それ以外にも恐らく人類未体験な、この作品でしか観る事ができない多種多様な3D立体映像表現がここにある。かなり値が張るので彼らのファン以外はなかなか手が出せないとは思うのだが、3D映像好きであれば買って損はしない、絶対に観るべき作品集だと言える。
アルバム8枚分とはいうものの、内1枚はベストアルバム的な寄せ集め+1曲で構成されているので、実質的にはアルバム7枚分相当。
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