鉄拳の3Dの映画を観てみた【劇場版 鉄拳ブラッド・ベンジェンス】JKバディ・メカバレ・ロケットパンチ(2011)[3D立体視・5.1chサラウンド]

2020年3月3日火曜日

[ゲーム] 格闘 [サラウンド 5.1ch 7.1ch ドルビーアトモス] [映像] 3D立体視 [映像] CG




3D映像としての評価は・・・

残念ながら3D目当てでは、あまりオススメできない出来。
全体的にそれなり、という程度。例えば「手前にある物体」→「人物」→「背景」の距離感はそこそこあるのだが、さらなる飛び出し感と遠景の奥行き感になると乏しい。
フルCGで作られたド派手な格闘、俯瞰視点での人物落下、戦闘マシーンや戦闘ヘリ、建物の崩壊、巨大怪物の出現etc...立体映像的に美味しい場面満載なので、惜しい!の一言。

監督自身が「3Dに拘り過ぎると表現の幅が減ったり見せたいところが見えなくなるので抑えた」という旨の発言をされているので仕方がないところ。

ただ唯一、クライマックスでロケットパンチが噴煙を上げながら飛び去ってゆく奥行き感!
一瞬ではあるが、これは思わず「おおっ!」と声を上げる素晴らしさだった。

『鉄拳ハイブリッド』はその名の通り、ディスク1枚に「3D映画1本」と「ゲームソフト2本」を収録している。
劇場版 鉄拳ブラッド・ベンジェンス(3D Blu-ray)だけを観たい場合はPS3本体じゃなくてもOK。
PS3本体で再生する場合もゲームではなくビデオから起動しないとゲームのインストールが始まってしまう。

3D Blu-ray:劇場版 鉄拳ブラッド・ベンジェンス
PS3用ゲーム:鉄拳タッグトーナメントHD
PS3用ゲーム:鉄拳タッグトーナメント2プロローグ(3D立体視対応)の3 in 1ソフトだ。

音声はDTS-HD Master Audio 5.1ch収録の高音質。効果音がなかなかの高品位、リアルで楽しめる。



CG映像の作画クオリティは・・・

2011年という時期を考慮しての相対的評価はさておいて、モデリングはかなりの出来。
キャラクターたちの質感や格闘シーンにおける激しい動作、多彩な表情が十二分に表現されている。
かなり硬さを感じる部分はあるのだが、それが逆にCGらしくて過渡期ならではの味わいがある。
爆炎などいわゆるパーティクル効果も充実していて、目に心地良く見ていて楽しい。
そしてなんと言っても女の子の可愛さに徹底的に拘っている点が本作の最大の魅力だ。



JKバディもの(微百合)・メカバレ・ロケットパンチ

この映画の面白さは女子バディものとしてシャオとアリサを追いかけることに尽きる。
百合を狙った場面も充実していて、その方面でも楽しめる。
ただしこの二人のは飽くまで百合ではなく友情。

アリサというキャラは基本的なビジュアルでもかなり独特な個性を持ち唯一無二、さらにロボ。
そんなアリサを眺めているだけでも十分楽しめる。それでいいだろう。


世界を巻き込んだ親子喧嘩とかG社とかM細胞とかの話は結果的にかなり馬鹿馬鹿しいものだ。風間仁はデビル仁というよりデビルマンになってしまうし(三島一八も同様)、三島平八に至ってはシン・ゴジラ並みの怪物になってしまい、観るもの全てを呆れさせるのに十分だろうと思う。この辺は作ってる側も分かった上でビジュアル的な面白さを見せたかったのだろう、100インチの画面で観れば視覚的にはなかなかのスペクタクル感は得られた。(ぶっちゃけ、ついて行けなさ感の方が上回ったが)


表面は黒い人型(木人)の集合体で内部がマグマで実体は爺さん……色々シン・ゴジラに似ているがこちらが先だ。

アリサがロボ娘であることを生かした数々の名場面。
戦闘形態、首ちょんぱ、充電、飛行etc...もマニア必見だろう。
さらに終盤のメカバレは凄絶に描かれ悲壮感たっぷりだ。そしてメカバレからのロケットパンチ。
この場面があまりにも美しいため、かなり訳が分からない終盤の展開にも謎の感動を呼ぶ。

ラストシーンは後日談。和みがあり、世界平和実現への希望と登場人物たちの鉄拳トーナメント出場が語られる。
……しかし壊滅的ダメージを受けた京都城、誰が責任とって誰がどう後処理したのかな?天災扱い?

鉄拳ハイブリッド・劇場版 鉄拳ブラッド・ベンジェンス(2011年12月1日発売)の感想・レビューのブログ


『鉄拳ハイブリッド』商品画像
(イラストは山下しゅんや氏描き下ろし)



デカ帯


紙スリーブ(三方背ボックス)


パッケージ




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