Blu-ray 5.1chで鑑賞。エイジア『Fantasia: Live in Tokyo』 和みと熱い演奏のプログレ同窓会 [Asia]

2019年7月27日土曜日

[サラウンド 5.1ch 7.1ch ドルビーアトモス] [映像] 音楽 [音楽] プログレッシヴ・ロック


2007年3月、東京厚生年金会館でのライヴを収録した映像作品。
この作品で最も重要なのは紆余曲折を経てオリジナルメンバーでの来日公演であること。
そしてステージに立つ彼らの楽し気な様子。
John Wetton (Vo/B)
Steve Howe (G)
Geoff Downes (Key)
Carl Palmer (Ds)
この4人のバンド演奏はリラックスしつつも流石の演奏力である。
雰囲気の良さがあり何度観ても楽しめる。

やっぱり会場小さいんだなぁ……などと思いながらも、カメラワークや編集など映像が素晴らしくすぐに引き込まれる。綺麗な照明や70年代を彷彿とさせるバックスクリーンの映像などの演出も良い。

音響面は高音質かつライブ感があるMIXという印象。サラウンドの方は派手な使い方をする場面はあまり無い。基本的にリアは残響という場面が多いがホールの臨場感は出ている。

難点は音量バランスの面でキーボードがデカ過ぎでギターが小さ過ぎることが多い。キーボードがデカ過ぎても良いのだが、同時に鳴る場面でギターが聴こえ辛いのは悲しい。

曲目

01.Time Again
02.Wildest Dreams
03.One Step Closer
04.Roundabout
05.Without You
06.Cutting It Fine
07.Intersection Blues - Steve's Solo
08.Fanfare For The Common Man
09.The Smile Has Left Your Eyes
10.Don't Cry
11.In The Court Of The Crimson King
12.Here Comes The Feeling
13.Video Killed The Radio Star
14.The Heat Goes On - Drum Solo
15.Only Time Will Tell
16.Sole Survivor
17.Ride Easy
18.Heat Of The Moment

たっぷり全18曲。ロック史に燦然と輝く傑作1st『詠時感〜時へのロマン』からは全曲。2nd『アルファ』から3曲。『ライド・イージー』はEP『ヒート・オブ・ザ・モーメント』のB面曲。
やはり状態の良いバンドのライブ演奏ということで曲の魅力が映える。ライブならではの熱いアレンジも盛り上がる。

途中にイエス、キングクリムゾン、EL&P、バグルスの往年の名曲をカバー。
ミドルテンポで渋い仕上がりの『ラウンドアバウト』はジョン・ウェットンのアダルトな歌唱が魅力。
カール・パーマーの全開ドラミングもアグレッシヴに盛り上がる『庶民のファンファーレ』はジョンのゴリゴリのベースソロを合図に始まるKeyとGの掛け合いバトルが熱い。プログレファン必聴の名演。





スティーヴ・ハウの演奏への熱中ぶりは見所のひとつ。音楽への並々ならぬ情熱が感じられる。しばしばドヤ顔を突き出すようにして聴衆を見る独特のアピールやノリノリでステップしたり、膝を折ったり……観ていてカッコ良さと愛らしさの両方を感じてしまう。
当時60歳位にしては見た目はアレだが非常に元気がいい。



カール・パーマーの魅せるドラム・ソロも健在。
ライブ中幾度となく吠えまくっている。彼はいつだって本気だ。
お腹は結構アレなのだが、相変わらずムキムキムチムチの腕っぷし。



本気で嬉しそうなジェフ・ダウンズとジョン・ウェットンの仲の良い姿。
この後ジェフはハウの所にも行く。この一連の流れは涙無しには観れない。




Fantasia: Live in Tokyo / [Blu-ray] [Import]
Blu-rayは北米版であれば普通に再生可能。
国内盤はDVD、CDのみの発売。

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