格ゲーは背景を眺めるためのものじゃない! PS3【鉄拳タッグトーナメント2】名所巡り(3D立体視・5.1chサラウンド)

2018年9月16日日曜日

[ゲーム] 格闘 [映像] 3D立体視




鉄拳タッグトーナメント2 - PS3

お祭り要素満載のこのソフト。登場ファイター数50以上、充実の各種モード。
「シリーズの全てが詰まった決定版」とジャケットにも書かれている。
1994年に始まる初代から鉄拳6までの歴史の集大成のような内容。

さらにPS3お得意の3D立体視対応。
まずは、100インチの大画面で3D立体格ゲーを遊んでみた感想

目がチカチカするというかキャラがチラつく
3Dメガネは高速で視界を連続開閉する仕組みなので、そのせい?
ゲームに支障はないもののポジティブに解釈するのは難しい気がする。

キャラが真っ黒に見える場面がある
このゲーム、ライティングにすごく凝っていて逆光や室内などで暗くなることが多いのだけど、
3Dメガネは明度と彩度をある程度犠牲にするため、そうなってしまうのは仕方がない。

しばらく遊んでいたら目の奥に痛みが生じてくる
高速で動くキャラを見るゲームですので、ただでさえ目が疲れやすい。
さらに立体視は目の筋肉への負担が大きくなるのでこれも仕方がない。


……やっぱり普通にゲームとして楽しむには通常の画面の方が良さそう。
だけど丹念に作り込まれ美しいグラフィックで描かれたステージを3D立体視でじっくり見たい、
大画面で没入したい、という欲求が湧いてきたのも事実。

眺めて楽しむには?
①技の練習などができるPRACTICEモードを実行。
②適当な自キャラと相手キャラを選択。(背景の雰囲気に合った組み合わせを考えたり)
③背景を選択。

あとは横移動で360度クルクルしたり、相手を押したり、
投げを入れるなどで移動して好きな方向から眺めるだけ。



という訳で鉄拳タッグトーナメント2の
おすすめスポットを幾つか紹介

(※画像は全て通常の2D表示のもの)


Bountiful Sea (バウンティフル・シー)/南太平洋
漁業。おっちゃん達がカツオの一本釣。
次々と釣り上げられ、甲板に飛び込んでくるプルンプルンした3Dカツオの存在感
通り過ぎる他の船との距離感、吸い込まれそうな海面、水しぶきのリアルさは立体視ならでは。

画面中央やや右上、厳竜丸の舳先で旗を振る厳竜(力士)が小っさく写っている。



Tulip Festival (チューリップ・フェスティヴァル)/オランダ
単純に3Dの立体感を最も強く味わえる面。
ギッシリ植えられたチューリップの一つ一つに距離感と立体感あり。
蠢めくような見え方をする花々がなんとも気持ち悪い……酔いそう。

左上、花時計の上の向こうの方「フランダースの犬」のネロとアロアみたいな子供が馳けまわっている。
向きを変えるとオランダの象徴である風車も見えた。



Fallen Garden (フォーレン・ガーデン)/地獄(?)
奥行き感がすごい。
水面だけでもかなり奥行きが出てるのだけど、もっと、もっと遠くへ。
途中、炎の噴出を経て、流れる暗雲の隙間から朧に光る空に至るまで。
相当遠くまで段階的に距離感が設定されている。

次作「鉄拳7」からは惜しくもリストラされてしまったザフィーナ(女アサシン)。
妖しげにクネる様子を飽きずにずっと眺めていたい。
モードタランチュラ(蜘蛛の構え)でバシャバシャと泉を這いずったり。
泉から立ち上がると紫色の液体に染まってより妖しげに変色したりと、
ただ眺めるだけでも楽しみは尽きない。



Arctic Dream (アークティク・ドリーム)/フィンランド
氷像の立体感はもちろんのことツヤ感の表現も3D立体視ならでは。奥行き感も賑やかさを演出。
向きを変えると彼方にオーロラの空が見え、ソリに乗ったサンタクロースが飛んで行く。
クリスマスの楽しさ美しさを詰め込んだ年末感溢れるステージ。



他にも紹介しきれないほど楽しめるステージがたくさんある。
グランドキャニオンと恐竜の化石、イースター島のモアイ像、バルセロナの花火とサグラダファミリア、
イギリスの月夜の古城跡、トレヴィの泉、パリ、バリ、奈良、などなど。
どれもが作り込まれた出来の良いステージばかり。

一つだけ問題点を挙げるなら
立体視で見ると、建物内の諸要素が薄っぺらい紙でできているように感じられる場合が多い。
……のだけど、それはそれでOKな感じ?
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