「船のマストに縛られた神話的人物がこれから始まる映像を観る」
印象的なオープニングはサイケデリックな作風のCG映像作家Brummbaer (1945 - 2016)によるもの。
印象的なオープニングはサイケデリックな作風のCG映像作家Brummbaer (1945 - 2016)によるもの。
作品について
1990年からリリースが始まるビデオ作品『Mind's Eyeシリーズ』。
(当時はVHSやLDで発売)
アメリカではBillboardチャートの上位にランクインするセールスを記録。
今回取り上げるのは、このシリーズの4作目に当たる。
【Mind's Eyeシリーズ】
・The Mind's Eye: A Computer Animation Odyssey (1990)
・Beyond the Mind's Eye (1992)
・The Gate to the Mind's Eye (1994)
・Odyssey Into The Mind's Eye (1996)
収録されたCG映像はこれらの作品用に作られたものではないのがシリーズの特徴。
デモとして作られたものをはじめ、CMやTV番組、映画、音楽PV、ゲーム、アトラクション等から、
大量のマテリアルを再編集することで一つの新しい作品として成立させている。
音楽はオリジナルのものが使われ、作品に統一感を与えている。
当作品のサウンドトラックはアメリカのプログレッシヴ・ロック・バンド『カンサス』の
キーボード、ギター担当で作曲面での主要メンバーKerry Livgrenによるもの。
(当時はVHSやLDで発売)
アメリカではBillboardチャートの上位にランクインするセールスを記録。
今回取り上げるのは、このシリーズの4作目に当たる。
【Mind's Eyeシリーズ】
・The Mind's Eye: A Computer Animation Odyssey (1990)
・Beyond the Mind's Eye (1992)
・The Gate to the Mind's Eye (1994)
・Odyssey Into The Mind's Eye (1996)
収録されたCG映像はこれらの作品用に作られたものではないのがシリーズの特徴。
デモとして作られたものをはじめ、CMやTV番組、映画、音楽PV、ゲーム、アトラクション等から、
大量のマテリアルを再編集することで一つの新しい作品として成立させている。
音楽はオリジナルのものが使われ、作品に統一感を与えている。
当作品のサウンドトラックはアメリカのプログレッシヴ・ロック・バンド『カンサス』の
キーボード、ギター担当で作曲面での主要メンバーKerry Livgrenによるもの。
大画面で楽しむサイバー空間
90年代のCGといえば、やはり主観視点で3D空間を移動するタイプが主流。
ここにもそういった映像が多数収録されていて大画面での鑑賞に向いている。
映像は全て4:3での収録だが100インチでの鑑賞はかなりの迫力。
海洋もの(イルカ多め)、未来的・メカニカルなもの、シュールな世界観や宇宙空間、抽象的空間etc...
短いカットで次々に繰り出される映像に約50分間、飽きることなく没入することができる。
当時ハリウッドではCGのリアルな映像表現が一定の水準に達し実用化された時代だったけど、
ここに集められた映像の多くには、それとは全く異なる作家性を見出すことができる。
90年代ならではの独特の雰囲気やアーティストがCGならではの表現を試みた姿勢、
CGそのものの持つ魅力を感じられることが最も重要で、そこにこそが楽しみがある。
ここにもそういった映像が多数収録されていて大画面での鑑賞に向いている。
映像は全て4:3での収録だが100インチでの鑑賞はかなりの迫力。
海洋もの(イルカ多め)、未来的・メカニカルなもの、シュールな世界観や宇宙空間、抽象的空間etc...
短いカットで次々に繰り出される映像に約50分間、飽きることなく没入することができる。
当時ハリウッドではCGのリアルな映像表現が一定の水準に達し実用化された時代だったけど、
ここに集められた映像の多くには、それとは全く異なる作家性を見出すことができる。
90年代ならではの独特の雰囲気やアーティストがCGならではの表現を試みた姿勢、
CGそのものの持つ魅力を感じられることが最も重要で、そこにこそが楽しみがある。
機械的な入り組んだ空間をキリモミ飛行するような映像。
元映像のタイトルはGALACTIC FLIGHT。
元映像のタイトルはGALACTIC FLIGHT。
ホタル石のような多面体に埋め尽くされた空間。メタリックかつ透明な質感表現の美しさは出色。
TRON (1982) 、The Core (2003)等数々のSF映画のVFXを手がけた Richard 'Dr.' Baily (1953–2006) によるもの。
TRON (1982) 、The Core (2003)等数々のSF映画のVFXを手がけた Richard 'Dr.' Baily (1953–2006) によるもの。
カナダの遊園地La Rondeで稼働したSub-Oceanic Shuttle (1992)
伊豆大島火山博物館の火山地底探検アトラクション
5大コニャックに挙げられるマーテル社のプロモ映像
ゴッホの油彩画の世界をCGで立体的に表現
ゴッホの油彩画の世界をCGで立体的に表現
上記以外の元ネタで調べて分かったものについて。
(各映像の出所は最後のクレジットで確認できる)
【TV】
・フジテレビオープニング
・NHKスペシャル 驚異の小宇宙
【ゲーム】
・『エコー・ザ・ドルフィン2』 (1995)
・『Angel Devoid: Face of the Enemy』(1996)
(日本ではDEATH MASKとしてプレイステーション版とセガサターン版が発売)
【CM】
・イギリスの炭酸飲料シュウェップス 『Schweppes - Schizan』(1995)
【音楽PV】
・マイク・オールドフィールド『Let There Be Light』 (1994)
・ハービー・ハンコック『Dis Is Da Drum』(1994)
・スヴェン・フェイト『Ballet Fusion』 (1994)
【映画】
・『ノストラダムス戦慄の啓示』(1994)
・『JM(Johnny Mnemonic)』 (1995)
【その他】
・CGアーティスト稲蔭正彦(Masa Inakage)や川口洋一郎の作品
・フジテレビオープニング
・NHKスペシャル 驚異の小宇宙
【ゲーム】
・『エコー・ザ・ドルフィン2』 (1995)
・『Angel Devoid: Face of the Enemy』(1996)
(日本ではDEATH MASKとしてプレイステーション版とセガサターン版が発売)
【CM】
・イギリスの炭酸飲料シュウェップス 『Schweppes - Schizan』(1995)
【音楽PV】
・マイク・オールドフィールド『Let There Be Light』 (1994)
・ハービー・ハンコック『Dis Is Da Drum』(1994)
・スヴェン・フェイト『Ballet Fusion』 (1994)
【映画】
・『ノストラダムス戦慄の啓示』(1994)
・『JM(Johnny Mnemonic)』 (1995)
【その他】
・CGアーティスト稲蔭正彦(Masa Inakage)や川口洋一郎の作品
Mind's Eyeシリーズは現在、その全てがInternet Archiveから視聴・ダウンロード可能。 ただし画質はそれなりなので、しっかりとした鑑賞や大画面で楽しむためには、やはりDVDの入手が必須と言える。
Internet Archive - Odyssey Into The Mind's Eyeのページへのリンク
Odyssey Into the Mind's Eye
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