NEOGEO mini【プロジェクターの大画面100インチで遊んでみた】HDMI出力

ネオジオ ミニ

2018年7月24日発売。

収録40タイトルが遊べるのはかなりの高コストパフォーマンス。
筐体を小型化したデザインで液晶ディスプレイと一体型コントローラーがあり、
これだけで遊べるのもポイント。

格ゲー多目なのは当然だけど、他にもマニアックでおいしい作品が幾つも入っている。

まず箱から出してみて「カワイイ〜！」
そして「軽〜い！」390グラム。
格ゲー好きの可愛いもの好きならぜひ手元に欲しいアイテム。

電源の供給は背面のUSB端子から。
スイッチオン。
このような画面をスクロールして40タイトルから選ぶことができる。

これが実際のゲーム画面。
3.5インチ液晶ながらオリジナルと同じ解像度で出力され、
小さくてもここまでキレイに映る。

同じ画像を一部拡大。昔のドット絵の美しさがよくわかる。
ただしソフトによってはキャラが小さ過ぎたり、描写が細かすぎたり、と感じる場合も。

背面に端子。
ただし「ミニHDMI端子」のため普通のHDMIケーブルでは繋ぐことはできない。
NEOGEO mini HDMIケーブル (2M) というロゴ付きの純正品もあるけど、
今回はダイソーで売られている変換アダプターを使用。

画像の緑丸の部分がHDMI→HDMIミニに変換するアダプタ。

いよいよプロジェクターに接続

【映像】
外部出力の場合、画面設定が可能。
アスペクト比はデフォルトの4:3でプレイ。
映像を滑らかにすることもできるがスムージングなしでも十分美しい。

【音声】
プロジェクターのヘッドホン端子からオーディオへ。
低音もちゃんと出ていて、なかなか良い音で鳴っていた。

【遅延】
格ゲーでは最も気になる点だけど、
特に感じることなく快適にプレイできた。

【操作性】
巷の評判はイマイチな一体型スティックだけど、実は意外と悪くない。
もちろん本気度が高ければ専用パッドをゲットすべきなのだが。
本体だけでそこそこ遊べるというところが利点で愛着が湧いてくる。

実際に幾つか遊んでみた感想

キング・オブ・ザ・モンスターズ2（1992年）

巨大モンスターを操るベルトスクロールアクション。
高層ビルが一瞬でグラウンドゼロになったり豪快に町が破壊される演出あり。
ここは頭をバカにして楽しむのが粋というもの。
1992年発売のレトロな描画だけど巨大モンスターには大画面がマッチする。

ブレイジングスター（1998年）

まずはプリレンダされた3DCGとアニメ絵が動くムービー風OPに目を奪われる。
ゲーム本編も3DCGを2D専用のネオジオで再現した映像美が必見の隠れた名作STG。
後半は鬼ムズながら無限コンティニューでき、とりあえずのクリアは可能。
横シューへの表現意欲と技術力をたっぷり味わい満たされる作品。

メタルスラッグ3（2000年）

やはりこのシリーズの1～3が収録されていることの価値は非常に高い。
たくさんの機種に移植されているけどアーケード版というのがいい。
芸術的に緻密なドット絵、キャラの多彩な動きや、凝りに凝りまくった演出の数々。
このサイズで遊ぶことで、まだまだ新しい発見と感動を得られると知る。

ザ・キング・オブ・ファイターズ 2002（2002年）

数あるKOFシリーズにおいて高い人気を誇る作品。
さすがにこの時代になると2D描画の職人芸が極まっている。
嵐の予感溢れる雰囲気はこの大きさで観るのにふさわしい美麗さ。

NEOGEO mini本体は格ゲーコレクターPORTEAさんからご提供頂きました