絶対に映画館で観るべき!!!
とされる本作だが、もし家で鑑賞するなら、
「大画面」「サラウンド」「3D」の3つの条件が揃うと最高だ。
100インチの画面に映し出される圧倒的な景色
広大なナミブ砂漠の果てしなさが日常を忘れさせてくれる。
この没入感を得るためには画面は大きいほど良い。
天井スピーカーの効果は?ドルビーアトモス再生
序盤、大嵐に突っ込んでいく場面はアトモスの効果抜群の臨場感だった。
しかし基本は頭上から音が降ってくるようなギミック性よりも、リアルな空間演出と広がりを重視しているようだ。
とにかくできる限り音量を上げた方がいい。
遥か遠くから届いてくる音や巨大な岩石の空間に響く声など、ささやかな音に緻密さがある。カーチェイスの爆音も大きいに限る。
3Dにより背景の没入感も2Dでは得られない領域に
激しいカーアクションシーンでは各々のマシンの位置関係が2Dよりも感じやすく、よりリアルな体験になる。
3D映像もサラウンド音響と同様で、物が飛び出してくるようなアトラクション性よりも空間演出としての奥行や広がりを重視。派手さは無いが細部までこだわった高品位、高画質の3D映像になっている。
グロ注意!この映画を家族と観る場合
とは言え、流血のような直接的な残酷表現は控えめではある。しかしながら「人権完全無視」な表現や「フリークス達」の出演「キモイおっさんが自分の乳首をいじり続ける」という変態的行為など、うっかりすると不快感や最悪トラウマになりかねないので注意が必要だ。
見る前にキメておきたいアレ!について
アレ!とは撮影現場を取り扱った映像特典のことで、何種類か収録されている。
膨大なアクションシーンは、そのほとんどが実演したものだという事実がそれらを観ることで分かる。
完成された映像はその芸術性の高さ故か、CG映像に慣れ過ぎた故か、ついつい当たり前のこととして捉えてしまいがちだ。しかし実際にはとてつもなく危険極まりない行為を積み上げることで成り立っている映画なのだ。それを知った上で鑑賞すると映像から得られるスリルが何十倍にも増し、次元の違う迫力を体験できる。
結局のところこの映画って
かつて『マッドマックス』シリーズがその世界観に多大な影響を与えたであろうヘヴィメタルのアルバムジャケットに描かれた、数多くのイメージに対するアンサーなのでは?と考えている。あくまでもビジュアル面や世界観においてだが。
雑記
「ニュークス」と訳されたキャラクターがいるが、その表記はどうも違っている気がする。実際の発音は「ナックス」だと思う。そもそもMaxとNuxで韻を踏んだ名前を設定されたコンビなのではないだろうか。意味的にはMaxが「最大値」でNuxはNuts(木の実)と同じ語源で「空っぽ」の意味とも取れる。そうすると対照的な意味を持つこの2人は表裏一体の存在として描かれているという解釈も成り立つ。
そもそもあまり観ようとは思っていなかったこの映画を観る気になったのには2つのキッカケがあった。どちらも大好きな映画である。
まずは『モアナと伝説の海』だ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の影響の色濃い場面があり「ライフ・オブ・パイを観ておいて良かった」と思った。逆に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の影響の色濃い場面もあることを知ると「マッドマックス観ておけば良かった」と思った。
次は『レゴ®ムービー2』だが、これは言われなくてもボロボロシティの場面が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の強い影響下にあるのが分かり「マッドマックス観ねば」と強く思ったのだ。
まずは『モアナと伝説の海』だ。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の影響の色濃い場面があり「ライフ・オブ・パイを観ておいて良かった」と思った。逆に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の影響の色濃い場面もあることを知ると「マッドマックス観ておけば良かった」と思った。
次は『レゴ®ムービー2』だが、これは言われなくてもボロボロシティの場面が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の強い影響下にあるのが分かり「マッドマックス観ねば」と強く思ったのだ。
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『マッドマックス 怒りのデス・ロード 3D』(2015)(原題:Mad Max: Fury Road )感想・レビューのブログ